せんだい演劇工房10-Box

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Team HacCLose  せんだい短編戯曲上演 Dec.

『路上芝居』

(第3回せんだい短編戯曲賞最終候補作品)

『或夜の感想』

(第4回せんだい短編戯曲賞最終候補作品)

2013年から、公益財団法人仙台市民文化事業団と仙台市が実施している「せんだい短編戯曲賞」の最終候補作品のうち、各年度1作ずつを選定し、作者やジャンルの違う7つの作品を10ヶ月かけて連続で上演します。
大賞作品は毎年リーディング公演が実施されていますが、その他の候補作品も素敵な戯曲ばかりです。仙台が誇る戯曲賞ノミネート作品を、存分にご堪能頂ける10ヶ月の連続上演企画です。​

『路上芝居』

画家の小林と画家を夢見る育美は、海外で絵の勉強をするチャンスを前にしながら、自分が何を描くべきかで悩んでいた。夢を諦めたよしのと夢すら見つからない森は、才能を持った人間を憎むことで自分を保っている。一方、目の手術が決まった育美の弟のケンは、見える世界に期待を膨らませていく。
全く違う悩みを持つ相手を羨み、同じ悩みを持つ人間に共感しながら、彼らは徐々に自分の道を見つけていく。

【作】
國吉咲貴

【演出】
大河原準介(演劇企画集団 LondonPANDA)

【出演】
kimi
史奈
三品彩乃(フリー)
ダニー
小出天リ(フリー)

『或夜の感想』

これは、夜の話。
汚いものも、美しいものも、見えない代わりに他の何かが見える時間。
作家である私の部屋は暗闇に包まれ、良心が揺らぎ始める。
「早く殺してくれないと困るんです。」
小さな部屋で静かに反響した言葉たちが、夜に沈んでいく。
現実が融解していく、蜘蛛は助けてくれない。

これは、夜の話。
死なないなにかの殺し方を考えている、私の或夜の話。

【作】
三浦雨林

【演出】
大河原準介(演劇企画集団 LondonPANDA)

【出演】
武田らこ
千石すみれ(三桜OG劇団ブルーマー/cocoro-mille)
大槻桃子(cocoro-mille)
aoi
早坂泰亮

【日時】
2021年12月11日(土)~12日(月)
11日(土) 13:00『路上芝居』 14:30『或夜の感想』
       18:00『路上芝居』 19:30『或夜の感想』
12日(日) 13:00『路上芝居』 14:30『或夜の感想』
​※受付開始は開演の30分前、入場開始は15分前 ※上演時間は1演目70分を予定

【会場】
せんだい演劇工房 10-BOX box-1
(​〒984-0015 宮城県仙台市若林区卸町2-12-9)​
地下鉄東西線:卸町駅 下車、「北1」出口より徒歩約10分。*仙台駅からの乗車時間 約9分

【スタッフ】
企画・制作|武田らこ
舞台監督|わたなべひでお
照明|神﨑祐輝(劇団 短距離男道ミサイル)
音響効果|本儀拓(キーウィサウンドワークス)
制作協力|安藤由希奈(A Ladybird Theater Company)

【料金】
セットチケット|2,500円(予約)
通常チケット(1演目のみ)|1,500円(予約当日共通)

【お申込み】
Team HacCLose HP | https://teamhacclose.wixsite.com/home/dec

【お問合わせ】
WEB | https://teamhacclose.wixsite.com/home
E-mail |  haccclose@gmail.com
LINE |  @dza6509p

​【プロフィール】
國吉咲貴
20歳のころより役者を始める。その後「くによし組」を立ち上げ「異常で、日常で、シュール」をコンセプトにしたシュールコメディを上演している。
 佐藤佐吉賞最優秀作品賞、優秀脚本賞、主演女優賞、助演女優賞、若手演出家コンクール優秀賞など受賞。

三浦雨林
北海道出身。1994年生まれ。
日本大学大学院 芸術学研究科 舞台芸術専攻 修了。
所属:隣屋(主宰/演出/劇作)、青年団(演出部)、鳥公園(アソシエイトアーティスト)
主に既存の小説・戯曲を原案に置き、身体的な生理と発話される言葉を際立たせた作品創りを行う。(過去作品に森鴎外『舞姫』、芥川龍之介『蜘蛛の糸』『侏儒の言葉』、レフ・トルストイ『光は闇の中に輝く』など)
2020年以降、映像や美術を用いたインスタレーションでの演劇作品の創作を行う。(鳥公園『乳水』2020、隣屋『オイディプス/コロノスのオイディプス』2021)

●せんだい短編戯曲賞についてはこちら

Team HacCLose
2016年の旗揚げ以来、年間3公演程を上演する宮城県仙台市の劇団です。
誰にでも、観劇しやすく参加しやすい舞台をコンセプトに、演劇初心者から多忙な経験者まで県内外多くのメンバーが所属しています。
少ない稽古日数と最小の公費で多くの公演を実施し、時間もお金もかけずに良質な舞台を作る新しい創作の形を画策しています。

●『せんだい短編戯曲賞 7作連続上演』についてはこちら

主催|Team HacCLose
共催|公益財団法人仙台市市民文化事業団