せんだい演劇工房10-Box

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仙台舞台芸術フォーラム 2011→2021東北

2021年1月~3月のプログラム

昨年度から3か年の計画で継続中の「仙台舞台芸術フォーラム」。
今年度は9月に実施した屋根裏ハイツによる公演&トークに続き、3つの作品を上演します。

2011年震災直後の福島で創作され、新聞の引用や断片的なセリフから、当時の人々の混乱・不安といった想いが浮かび上がる、シア・トリエ『キル兄にゃとU子さん』。
津波によって被害を受けた人々の営みが描かれる、うたたね.<ドット>『咆哮<私たちはもう泣かない>』は、震災から8年が経過した石巻で「ようやく震災を題材とした演劇を発表することができた」という作品です。
そして2012年に発表された故・石川裕人の遺作『方丈の海』は、震災から10年後の世界が描かれた作品です。作品の舞台となった2021年に再演出される今回は、震災当時の時間と現在の時間が交差することでしょう。
また、仙台ゆかりの劇作家・演出家の柴幸男が、トークイベントで現在創作中の新作について語ります。2021年12月に行われる予定のこの新作公演では、2011年からの時間、そして現在から未来に向かう時間が描かれる予定です。

2011年の震災から10年を迎えるにあたり、震災を受けて創作された作品の上演やトークを通して、「これまで」と「これから」の10年について思いを巡らせる時間になればと考えています。

 

【プログラム】
シア・トリエ『キル兄にゃとU子さん』(作・演出:大信ペリカン) 
1月30日(土)18:00/31日(日)14:00☆

柴幸男 トーク『2021年の新作公演について』
2月3日(水)19:00

劇団うたたね.<ドット>『咆哮<私たちはもう泣かない>』(作:文三/演出:三國裕子) 
2月6日(土)18:00/7日(日)14:00☆

方丈の海プロジェクト2021『方丈の海』(作:石川裕人/演出:渡部ギュウ)
2月26日(金)~3月7日(日)※1日・2日は休演

シア・トリエ、劇団うたたね.<ドット>公演の予約はこちら→ http://t.livepocket.jp/t/spaf_2020
柴幸男トークの予約はこちら→ http://481engine.com/rsrv/webform.php?sh=2&d=c824e67115
方丈の海公演予約はこちら→ http://houjounoumi2021.stage.corich.jp/

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演劇『キル兄にゃとU子さん』

シア・トリエ

2011年6月初演の作品を再演/上演時間 約60分


『キル兄にゃとU子さん』(撮影:Yasuhiro Akai)

「U子さんの町にはキル兄にゃが住んでいる。」
2011年6月初演。東日本大震災と原発事故に対する戸惑いをビビットに表現し、
青森、東京、横須賀、北九州、ミュンヘンなど各地で上演された話題作。
震災10年にあたりおそらく最後の再演。

【日時】
2021年1月30日(土)・31日(日)
30日(土)18:00
31日(日)14:00 ☆終演後、トークイベントを開催

【会場】
せんだい演劇工房10-BOX box-1

【作・演出】
大信ペリカン

【出演】
佐藤隆太
鳥居裕美(捨組)
浅野希梨

【プロフィール】
大信ペリカン
1975年兵庫県生まれ。大学在学中より演劇活動を始める。1996年満塁鳥王一座(現:シア・トリエ)を旗揚げ。以来、ほぼ全ての作品の作・演出を手がける。シア・トリエの活動以外にも、劇都仙台2007 第10回演劇プロデュース公演「ミチユキ→キサラギ」(作:中澤日菜子)演出や、SENDAI座☆プロジェクトでの作演出など外部作品多数。また、いわき芸術文化交流館アリオス主催のバックステージツアー「たんけんアリオス」構成演出や、戯曲ワークショップ「いわきアリオス演劇部」講師・演出など、アウトリーチ活動にも積極的に関わる。福島の演劇人有志で運営する「アトリエ ブリコラージュ福島」にも携わる。

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トーク 『2021年新作公演について』

柴幸男

2021年12月発表予定の新作に関するトーク&リーディング/約90分

「第2回仙台劇のまち戯曲賞」「第54回岸田國士戯曲賞」を受賞するなど高い評価を受け、
これまで幅広い活動を行ってきた劇作家・柴幸男。
震災から10年という時間をテーマに描く、2021年12月発表予定の新作公演とそのリサーチについてのトーク。
リーディング形式で、構想中の作品の一部も発表。

【日時】
2021年2月3日(水)19:00

【会場】
せんだい演劇工房10-BOX box-1

【登壇】
柴幸男(ままごと) ほか

【リーディング】
石倉来輝(ままごと)

【プロフィール】
柴幸男
劇作家、演出家、ままごと主宰。急な坂スタジオレジデント・アーティスト。多摩美術大学専任講師。
劇場から船上まで、学芸会から工場見学まで、場所や形態を問わない演劇活動を全国各地で行う。
日本大学藝術学部在学中に『ドドミノ』で第2回仙台劇のまち戯曲賞を受賞。2010年『わが星』で第54回岸田國士戯曲賞を受賞。近年は小豆島や横浜、台湾に長期滞在し地域に根ざした演劇を継続的に上演。
2014年より『戯曲公開プロジェクト』を開始、戯曲を無料公開し多くの上演機会を設けている。

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演劇『咆哮 <私たちはもう泣かない>』

劇団うたたね.<ドット> 

2019年11月初演の作品を再創作/上演時間 約85分


『咆哮<私たちはもう泣かない>』(撮影:Mayumi Yamada)

ただ夢であって欲しかった
あの日から三人の心に染み付いた深い悲しみと言い様のない怒り
それでも明日は来る 
今 解き放つ 漂流する怒り 
この咆哮と共に自らの道を行く 
私たちはもう泣かない 再び共に生きよう、この故郷で
この故郷が私の居場所。
― 2019年「いしのまき演劇祭」初演。震災から8年、吐き出せない想いを描いた、石巻発の舞台。

【日時】
2021年2月6日(土)・7日(日)
6日(土)18:00
7日(日)14:00 ☆終演後、トークイベントを開催

【会場】
せんだい演劇工房10-BOX box-1

【作】
文三

【演出】
三國裕子

【出演】
三國裕子 
大橋奈央 
芝原弘(黒色綺譚カナリア派/コマイぬ) 
三浦幸枝(芝居屋)
佐々木恵真

【プロフィール】
三國裕子
石巻市出身。女優・演出家。1970年東京の劇団で活動開始。 
74年つかこうへい『熱海殺人事件』の初版舞台を踏む。93年に帰郷し、ひとり芝居企画「うたたね」を立ち上げ。演劇文化を地元に送り込もうと市民ミュー ジカルなど多数の舞台を手掛ける。2018年石巻市芸術文化功労章を受賞。19年いしのまき演劇祭では震災を題材に描いた『咆哮<私たちはもう泣かない>』を初演。タブーに触れると思いながらも、伝える事を使命とし舞台に立ち続ける。

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【料金】
①『キル兄にゃとU子さん』
②『咆哮<私たちはもう泣かない>』
全席自由 1,000円(各演目ごと・日時指定・定員40名)
※上演時に映像撮影が入る場合がございます/未就学児入場不可

③ トーク『2021年新作公演について』
無料(要事前申込・定員40名)
※映像配信も予定しております/未就学児入場不可

【申込・予約】

12月19日(土)10:00~開始

●公演チケット購入(①②)
→ Livepocket(http://t.livepocket.jp/t/spaf_2020 公演日時をクリックすると購入ページに飛びます)
 シア・トリエ
 1月30日(土)18:00公演
 1月31日(日)14:00公演
 劇団うたたね.<ドット>
 2月6日(土)18:00公演
 2月7日(日)14:00公演

●トーク申込 (③)
こちらから(シバイエンジン)

●電話予約(公演①②・トーク③とも)
→せんだい演劇工房10-BOX 022-782-7510(10:00~21:00/予約・当日精算) 

【スタッフ】
舞台監督:菅原玄哉
照明:髙橋亜希
音響:本儀拓(キーウィ サウンドワークス)
宣伝美術:大宮司勇(idographics)
制作:志賀彩美(演劇ユニット箱庭)

【主催】
公益財団法人仙台市市民文化事業団・仙台市

令和2年度文化庁文化芸術創造拠点形成事業(仙台舞台芸術プロジェクト)

 

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演劇『方丈の海』

方丈の海2021プロジェクト

2012年8月初演の作品を新演出で再演/上演時間 約120分


『方丈の海』(撮影:川村智美)

生涯100本を超える劇作台本を残した石川裕人の遺作。
東日本大震災から10年後の「今」を黙示録的に描いた舞台。
生と死の境界を越えた魂の交信!まさに石川ファンタジー。

【日時】
2021年2月26日(金)~3月7日(日)
26日(金)19:00
27日(土)19:00
28日(日)14:00
3日(水)19:00
4日(木)19:00
5日(金)14:00/19:00
6日(土)14:00/19:00
7日(日)14:00

【会場】
せんだい演劇工房10-BOX box-1

【作】
石川裕人

【演出】
渡部ギュウ

【出演】
絵永けい 
飯沼由和 
片倉久美子 
宮本一輝 
原西忠佑 
小出天リ 
横山真 
武者匠 
野々下孝
菊池佳南 
本田椋 
宿利左紀子 
鈴木孝 
佐々木久美子 
上島奈津子 
篠谷薫子 
松崎太郎 
渡部ギュウ

【料金】
一般前売 3,500円
U-24前売 2,500円
高校生以下前売 1,500円

応援チケット松 5,000円(オリジナルグッズA)
応援チケット竹 10,000円(オリジナルグッズB)
応援チケット梅 30,000円(オリジナルグッズA+B+C)

【チケット取扱・予約】
2021年1月14日(木)10:00~受付開始
◎方丈の海2021プロジェクトHP http://houjounoumi2021.stage.corich.jp/
◎チケットぴあ (Pコード:503-971)
◎せんだい演劇工房10-BOX 電話 022-782-7510 [10:00~21:00]

主催:方丈の海2021プロジェクト 
共催:公益財団法人仙台市市民文化事業団・仙台市

【プロフィール】
石川裕人
(1953年9月21日 - 2012年10月11日)山形県東根市出身。劇作家・演出家・シナリオライター。高校時代から劇団を結成、役者・劇作・演出・作曲等を手がけ、2010年劇作100本を達成した。1981年、仙台でアングラ演劇の嚆矢といわれ多くの演劇人を輩出した「十月劇場」を結成。95年「十月劇場」を発展的に解散後、TheatreGroup“OCT/PASS”結成。1ヶ月に亘るロングランや現代の闇に斬り込む「現代浮世草紙集」、宮沢賢治の作品を縦横にアダプトする「PLAY KENJI」等のシリーズで県内外で活動し、常に地域に根ざした地力の芝居を発信してきた。日本劇作家協会会員。91年度宮城県芸術選奨新人賞、96年度宮城県芸術選奨受賞。

渡部ギュウ
1964年山形県庄内町出身。85年~93年十月劇場に参加。07年~20年SENDAI座☆プロジェクト主宰。役者・演出者、企画制作、ナレーターとして活躍中。近年仙台オペラ協会「ドン・ジョバンニ」「フィガロの結婚」演出。20年9月(一社)東北ゑびす設立。「仙臺まちなかシアター」「1-piece theatre」を継続中。
演出代表作として、『ゴドーを待ちながら』、『マシーンって何だ?』(ハムレットマシーンより)、『タルタロスの足湯 ~みちのく温泉郷物語~』。児童劇団AZ9ジュニアアクターズ養成講師。宮城県芸術選奨受賞。日本演出者協会会員。YONEZAWA GYU OFFICE代表。

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「仙台舞台芸術フォーラム」について

東日本大震災発災から8年以上が経過した現在も、ここ東北地方では市民生活にさまざまな形で深刻な影響が残っています。とくに大切な方を失った人や、今なお生活再建が困難な人は、時が経ち風景が変わり、他者との関係がかつての日常に戻れば戻るほど、当人の変わり難い心象が置き去られていくことが危惧されます。また一方で、被災地域の周辺に住みながら大きな喪失と向き合わずに済んだ人にとっては、「自分は被災者であるのか」という漠とした葛藤や、割り切れない「何か」を心に抱えたままの生活が、これからも続いていくことでしょう。

生活の上に拠って立つ文化芸術活動やその作品は、「あの日」に私たちの生活が大きく変わって以来、同様に大きく変化しました。時が経ってようやく語られる言葉があり、今なお語ることができない言葉があります。震災は「これまで」も、そして「これから」もアーティストの思考・思想・行動に影響し、時には作品という形で表出していくことでしょう。

公益財団法人仙台市市民文化事業団と仙台市では、震災後の舞台芸術に焦点を当て、2019年度からの3ヵ年にわたり「仙台舞台芸術フォーラム」を開催します。一人ひとりの思いや表現を共有し、対話を通じてともに考えていく「広場=フォーラム」を作り、また、この地における将来の舞台芸術活動への「基点」としていきたいと考えています。

【アドバイザリーボード】
・宮田慶子(演出家/新国立劇場演劇研修所所長/東京都)
・萩原宏紀(いわき芸術文化交流館アリオス 企画制作課/福島県)
・くらもちひろゆき(日本劇作家協会 東北支部長/岩手県)
・矢口龍汰(石巻劇場芸術協会 代表/宮城県)
・武田篤彦(「宮城県復興応援ブログココロプレス」元編集デスク/宮城県)

※敬称略・順不同

【これまでの上演プログラム】
三角フラスコ『はなして』(作・演出:生田恵/2020年2月)


劇団三ヵ年計画&演劇ユニット石川組『徒然だ』(作・演出:なかじょうのぶ/2020年2月)

弘前劇場『壊れる水』(『祝/言』より)(作・演出:長谷川孝二)

屋根裏ハイツ 『とおくはちかい(reprise)』『ここは出口ではない』(作・演出:中村大地)