令和5年度せんだい演劇工房10-BOX 演劇と表現の講座
短編戯曲を書くための小さなゼミ~屋根裏ハイツの「シナリオ教室」ごっこ
戯曲を書いてみたいな、と思い机に向かう。でもいざ書き始めてみると、「頭の中にアイディアがあっても、書き出すとよくわからなくなって投げ出してしまう」「ちょっと書いてみたい場面はあるんだけど、前後のつながりがまったく浮かばない」そんな経験はありませんか?
「短編戯曲を書くための小さなゼミ」は、参加者に小さなアイディアを持ち寄ってもらい、そのひとつひとつに対してプロット(戯曲の設計図のようなもの)をつける作業を参加者全員でおこなう場です。その後も定期的に集まって台本の進み具合を共有したり、参加者同士気軽におしゃべりしながら、最終的には1人1作、短編戯曲を書き上げることを目標とします。
最初に必要なものはただひとつ。「20,30分程度の上演を前提とする戯曲のアイディア」を持ってくること。
優れた映画の脚本の多くが共同で執筆されていますし、あるいは良い小説には優れた編集者がついているものです。「書く」という行為はとても孤独な作業ですが、書きかけのテキストを途中で共有したり、煮詰まったときにアイディアを一緒に考えてくれる仲間がいることで、グッと戯曲を「書き終える」ことができるようになるんじゃないかと個人的な経験から思います。
書くことに挫折したことのある人も、今書いている本よりも面白いものをつくりたい人も、あるいは詩や小説は書いたことがあるけど、やったことのない表現形式に挑んでみたい人も、ふるってご参加ください!!
屋根裏ハイツ 中村大地
講師:中村 大地、渡邉 時生(屋根裏ハイツ)
料金:一般4,000円、U-25 2,000円 ※全4回・通し受講
人数:各日程5名程度(要申込・先着順・定員に達し次第受付終了)
会場:せんだい演劇工房10-BOX(仙台市若林区卸町2丁目12-13)
スケジュール:下記のA日程、B日程どちらかに通しで参加する(各回A・Bは同じプログラムです)※全回参加できない方もお気軽にご相談ください。
A日程 | B日程 | |
第1回.アイデアをプロットにする | 11月25日(土) | 11月26日(日) |
第2回.初稿発表 | 2024年1月27日(土) | 1月28日(日) |
第3回.第2稿発表 | 2月17日(土) | 2月18日(日) |
第4回.最終稿披露 | 3月17日(日)※A・B共通 |
時間:毎回13:00~19:00ごろを予定。(最終日のみ、13:00~22:00)
こんな方におすすめです!
戯曲を書いたことはないけど、書いてみたいと思っている人
まだ書いていない物語・戯曲のなんらかのアイディアを持っている人
〆切が欲しい人、戯曲を書く仲間が欲しい人
(全回参加できない方もお気軽にご相談ください)
お申込み:2023年10月26日(木)10:00より受付開始
※締め切りました
お問い合わせ:せんだい演劇工房10-BOX
TEL:022-782-7510 E-Mail:contact@gekito.jp
主催:仙台市・公益財団法人仙台市市民文化事業団
企画制作:屋根裏ハイツ
【講師プロフィール】
中村大地(なかむらだいち)
劇作家・演出家。1991 年、東京都府中市生まれ。宮城県仙台市で演劇を始め、現在は東京に在住。屋根裏ハイツでは全ての作品の作・演出を務める。外部へのテキスト提供・演出も多数。近作『ここは出口ではない』で第 2 回人間座「田畑実戯曲賞」を受賞。「利賀演劇人コンクール 2019」で優秀演出家賞一席となる。一般社団法人 NOOK理事。2020 年度 ACY-U39 アーティストフェローシップ。
渡邉時生(わたなべはるたか)
俳優、制作、フライヤー作り、Web 周り。1992 年、福島県生まれ。2013 年の劇団立ち上げから参加。2015-2017 年、こまばアゴラ演劇学校・無隣館に 2 期生ドラマトゥルクとして所属。主な仕事は、青年団リンク キュイ『汗と涙の結晶を破壊』演出助手、青年団リンク キュイ『前世でも来世でも君は僕のことが嫌』(15 MinutesMade 版)出演、宮部企画『ウズベキスタンにムラムラする』 ドラマトゥルクなど。