せんだい演劇工房10-Box

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芸術・芸能と関わる諸々のテーマを切り口に、日本文化の現在と未来を放談する。

能-BOXゼミナール 2023 

今をつらぬく古典の光

東北と日本の伝統文化にまつわるさまざまな題材を集めて講義/演説/放談/討論の場を設け、学び考えるシリーズ企画。開催3年目となる今回は「今をつらぬく古典の光」を総合テーマに全5回、それぞれゲストスピーカーをお招きして伝統文化の現在・過去・未来について考えます。

 

 ① 世阿弥や、その時代の人々 ~室町のエンターテインメント 
 9月9日(土)14:00~15:30

【お話】山中迓晶〔観世流能楽師・重要無形文化財総合指定保持者〕

 ② 和楽器店が見る未来 ~伝統は進化の積み重ね 
 9月16日(土)14:00~15:30

【お話】梅原久史〔有限会社梅屋代表取締役/一般社団全国邦楽器組合連合会理事〕

【序説】すずき佳子〔エディター・キュレーター/東北福祉大学助手〕

 ③ 能と謡と近世芸能 ~近松の浄瑠璃・歌舞伎作品を中心に 
 9月30日(土)14:00~15:30

【お話】深澤昌夫〔宮城学院女子大学教授(学芸学部日本文学科)〕

 ④ 昔の尺八 〜古楽器や先人達が伝える多彩な世界 
 10月28日(土)14:00~15:30

【お話】國見昌史〔尺八家〕

 ⑤ コンテンポラリーと能 ~創作と異種交流の現場 
 11月11日(土)14:00~15:30

【お話】津村禮次郎〔観世流能楽師・重要無形文化財総合指定保持者〕

【聞き手①~⑤】小塩さとみ(宮城教育大学教授)

 

【会場】
能-BOX(せんだい演劇工房10-BOX別館/仙台市若林区卸町2-15-6)

【受講料】
一般:各回 1,000円 5回通し券 4,000円
学生:各回 500円  5回通し券 2,000円

【お申込み】※7月6日(木)10:00AMより受付を開始します。
下記申込フォームよりお申し込みください

*先着順のお申込みで、定員になり次第締め切らせていただきます。 (定員 各回60名程度)

【お問い合わせ】
せんだい演劇工房10-BOX TEL 022-782-7510 [9:00~21:00]

【主催】公益財団法人仙台市市民文化事業団 
【協力】仙台市能楽振興協会、協同組合仙台卸商センター

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【ゲストスピーカー略歴】

①世阿弥や、その時代の人々 ~室町のエンターテインメント
山中迓晶〔能楽師シテ方観世流、重要無形文化財(能楽総合)指定保持者〕
一般社団法人日本能楽会、公益財団法人能楽協会会員。仙台市在住。二歳で初舞台を踏む。梅若桜雪並びに父山中雷三に師事。2014年重要無形文化財保持者に認定される。仙台を拠点に全国で活躍中。能の公演以外にも、誰にでもわかりやすく能を紹介するイベントを数多く開催。能-BOXでは2012年から毎年夏に「こどものための能講座」を実施。「身近に」「わかりやすく」「楽しく」をモットーとし、様々な切り口から能の魅力を紹介している。

 

②和楽器店が見る未来 ~伝統は進化の積み重ね
梅原久史〔有限会社梅屋代表取締役、一般社団全国邦楽器組合連合会理事〕
仙台市「梅屋楽器店」二代目の次男として生まれる。高校卒業後、広島県福山市の和楽器メーカー「株式会社小川楽器製造」入社。その後秋田市に「有限会社梅屋楽器店」を設立する。販売店の勉強のため東京都「おことの店 矢野」に弟子入り、メンテナンスと舞台業務を学ぶ。当時東京芸大の教授小島直文氏の声掛けで「邦楽器音響研究会」メンバーに入り、三味線カンガルー皮・人工皮革等の開発に参加する。現在、秋田県音楽教育研究会・秋田市中央高齢者大学講師などをしながら楽器店目線での講演をして愛好者の拡大に努める。また隔年でヨーロッパ・ドイツでの和楽器メンテナンスを実施。2017ウッドデザイン賞を3社合同製作「つみきこばこ」で受賞。

 

③能と謡と近世芸能 ~近松の浄瑠璃・歌舞伎作品を中心に
深澤昌夫〔宮城学院女子大学教授(学芸学部日本文学科)〕
盛岡市出身。東北大学大学院修了。専門分野は中・近世の文学と芸能。近松の研究で平成10年度歌舞伎学会奨励賞受賞。主な著作として、戦後の演劇・映画・音楽・舞踊等、芸術諸ジャンルにおける近松受容の実態を明らかにした『現代に生きる近松―戦後60年の軌跡―』(雄山閣)、「近松の『闇』」(『江戸文学』30、ぺりかん社)、「近松―語りとドラマと虚実のあいだ―」(『國文學』47-6、學燈社)、「観客動向に見る文楽の過去・現在・未来」(歌舞伎学会『歌舞伎 研究と批評』45~48)などがある。目下、文学と芸能の両面から「日本人の心」「日本の精神文化」について探究中。現在、宮城学院女子大学副学長。

④昔の尺八 ~古楽器や先人達が伝える多彩な世界
國見昌史〔尺八家〕
三世川瀬順輔、庸輔両師に地歌・箏曲などの三曲尺八、琴古流本曲及び根笹派錦風流伝本曲を学ぶ。尺八古典本曲は野田静華師に奥州流鶴之巣籠、前川耕月師に岡本竹外伝本曲を、神田可遊師に各派本曲、海童道曲を教わり宮川如山・高橋空山伝曲皆伝を受ける。虚無僧音曲のルーツを求めて各地に残る虚無僧寺跡や先人の墓所など所縁の地を訪ね、また先人遺愛の古管尺八や一節切尺八、古譜など尺八にまつわる様々な物を蒐集、道具や曲目の本質、地域性や伝承系譜などについて研究を重ねている。

⑤コンテンポラリーと能 ~創作と異種交流の現場
津村禮次郎〔能楽師シテ方観世流、緑泉会会主、重要無形文化財(能楽総合)指定保持者〕
一般社団法人日本能楽会、公益財団法人能楽協会会員。二松学舎大学文学部特任教授。一橋大学社会学部講師。大学在学中に一橋観世会に所属し、津村紀三子に師事。1969年観世流師範。74年に緑泉会会主。91年重要無形文化財保持者に認定される。79年より小金井薪能を企画制作。新作能、創作活動、海外公演も多く、アレッシオ・シルベストリン、森山開次などダンサーとも共作、共演している。2010年度文化庁文化交流使としてロシア、ハンガリーで指導交流を行う。著作に「能・狂言図典」「能がわかる100のキーワード」。また「舞幻(BUGEN)」を出版。その他、写真集「能」(PIE BOOKS)等に多数掲載される。15年にはドキュメンタリー映画「躍る旅人 能楽師・津村禮次郎の肖像」(三宅流制作監督)が公開された。


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聞き手【①~⑤】
小塩さとみ/宮城教育大学教授
幼少時よりピアノを習ったり、合唱団に所属したりして音楽に親しむ。国際基督教大学に入学しサークル「長唄研究会」で三味線に出会う。その後大学院に進学、長唄の音楽構造について研究し、お茶の水女子大学大学院より博士号取得。現在は宮城教育大学で音楽学を教えている。著書に『現代日本社会における音楽』(放送大学教育振興会)、『日本の音・日本の音楽』(アリス館)など。

序説【②】邦楽器を通してみる伝統芸能の持続可能性とは?
すずき佳子(エディター・キュレーター/東北福祉大学助手)
宮城教育大学大学院修士課程修了。広告会社、博物館、美術館を経て、2007年より東北福祉大学・鉄道交流ステーション学芸員として全企画展(39回)およびブックレットを制作。著書『猿曳き参上』(香月洋一郎と共著、平凡社)。宮城県美術館現地存続運動の記録集『みんなでまもった美術館』(2021)の編集チーフを務める。京都大学を拠点としたプロジェクト「新しい文化政策プロジェクト」メンバー。趣味として長唄三味線を修行中。

 

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【申込フォーム】

※7月6日(木)10:00AMより受付開始

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☆5回通し券(一般)※受付は終了いたしました。
☆5回通し券(学生)※受付は終了いたしました。
※学生証の有無
①世阿弥や、その時代の人々(9/9)※受付は終了いたしました。
②和楽器店が見る未来(9/16)※受付は終了いたしました。
③能と謡と近世芸能(9/30)※受付は終了いたしました。
④昔の尺八(10/28)※受付は終了いたしました。
⑤コンテンポラリーと能(11/11)
お連れ様のお名前(一般)※複数人でお申込みの場合
お連れ様のお名前(学生)※複数人でお申込みの場合