せんだい演劇工房10-Box

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フェニックス・プロジェクト2021

第三期「10年/東北演劇の今、未来」

8月から3期にわたり上演してきた”東北を読む”リーディング公演。
ラストを飾るのは各県を代表する≪若手劇作家の競演≫
東北6県から才能が集結。この10年で生まれた感覚や価値、イメージを持って書き下ろした作品群を
仙台で活躍する俳優陣と、全国の第一線で活躍する演出家が読む。
それぞれの角度から、私たちはどんな未来を見ているのか。
世代も立場も県境も飛び越えてまじわり、磨かれる言葉。
語り手の声、聞き手の目に、雪をも溶かす熱が籠るこの日が、新しい東北演劇の第一歩となる。
フェニックス・プロジェクト2021 第三期「10年/東北演劇の今、未来」
書き下ろしを含む6作品を一挙上演!各上演ごとに劇作家のアフタートーク、さらに東北の演劇を語り合う座談会も。
東北の演劇のど真ん中・10-BOXで、愛を叫ぶ3日間!

【作】
清野和也(劇団120○EN)
石川直幸(劇団@nDANTE)
村田青葉(演劇ユニットせのび)
くまがいみさき(三桜OG劇団ブルーマー)
髙瀬奈穂子(演劇集団シアター☆6)
藤島和弘(空間シアターアクセプ)

 

【出演】
瀧原弘子(三角フラスコ)
飯沼由和(演劇ユニット言言)
武田らこ(TeamHacCLose)
大信ペリカン(シア・トリエ)
小林七緒(流山児★事務所)
わかぎゑふ(リリパットアーミーⅡ)
流山児祥(日本演出者協会理事長)
ほか

 

【日時】
2021年12月17日(金)~19日(日)

12月17日(金)
①15:30〜17:00 福島(清野)&山形(石川)
②18:00〜19:30 岩手(村田)&宮城(くまがい)

12月18日(土)
③13:00〜14:30 秋田(髙瀬)&青森(藤島)
①15:30〜17:00 福島(清野)&山形(石川)
★17:30〜19:30 東北若手演劇人座談会

12月19日(日)
②13:00〜14:30 岩手(村田)&宮城(くまがい)
③15:30〜17:00 秋田(髙瀬)&青森(藤島)
★17:30〜19:30 地方演劇トークセッション

・受付は開演の30分前より開始。開場は開演の15分前となります。
・1公演につき2作品を上演。作者によるアフタートークを開催。公演時間は1時間30分を予定しています。
・★の座談会・トークセッションは①〜③公演のチケット半券をお持ちであればご覧いただけます。

【会場】
せんだい演劇工房10-BOX box-1

【料金】
一般:2,000円 / U25:1,000日時指定・全席自由席)

【チケット予約】
● お電話でのご予約受付先 
一般社団法人 日本演出者協会事務局
03-5909-3074(平日11:0018:00) 
公演日時・枚数・お名前・お電話番号をお知らせください。

● WEBサイト
https://www.quartet-online.net/ticket/phoenix3

【スタッフ】
舞台監督:菅原玄哉(office-over)
照明:松崎太郎(アトリエミセイ)
音響:棟居尚(ムネスエ音響)
制作補:伊藤み弥・佐藤茂紀
当日運営:鶴園結香・大森優輝
総合監修:大河原準介

主催:一般社団法人 日本演出者協会

協力:せんだい演劇工房10-BOX

文化庁[ARTS for the future!]補助対象事業

【お問合せ】
フェニックス・プロジェクト
HP https://phoenixproject.studio.site/
E-mail phoenixproject2021sendai@gmail.com

【フェニックス・プロジェクトとは】
このフェニックス・プロジェクトは、2011年3月11日の東日本大震災によって被災地のイベントがほぼ中止となり、被災地の舞台芸術家が劇場が使えなくなり公演を行うことができない、また日常の仕事を失う等、過酷な状況下にある事を目の当たりにした協会員の呼びかけによって私ども日本演出者協会が立ち上げた事業です。

 舞台芸術家の活動を支援するための〈支援金募集〉と、〈ともに考える場〉を作ることを目的 としたチャリティーイベントを数年に渡り、継続して行うことを決定し、幸い東京の民間劇場であ る笹塚ファクトリーより劇場提供のご提案があり、2011年には6月、7月、8月と連続してイベントを行いました。被災地からの舞台芸術家を中心とした〈ともに考える場〉のためのトークでは、岩手、宮城、福島の演出家から、「どのような被害が発生し、その現実を前にアーティストたちが何を考え、どう動き出そうとして、現在何に困難を感じているのか」というきわめて具体 的な報告を当事者たちの生の声を通じて聞くことができ、今後の支援のあり方の課題を語り合いました。同年9月には岐阜県中津川での演劇大学に仙台からSENDAI座を招き、横浜等でのイベントを共催。その後も若者の声を聞くために、福島と東京の高校演劇部による公演とトークを実施するなど、協会ができることを模索し、2014~16年は中断しましたが、2017年より再開し10回目を迎えます。『震災を風化させない!』、『真の復興を考える』を指標として継続しています。 

2021年の今年は東日本大震災より10年を迎え、昨年からのコロナ禍による被災も重ねての鎮魂の思いを捧げる場として、また今も残る復興の課題を演劇を通して共に考える場として、さらに新たな表現を探る場として“フェニックス・プロジェクト2021”を企画しました。会場としては宮城県仙台市を選びました。内容としては、福島県と宮城県を中心に震災後に書かれ公演された戯曲を新演出で上演、また東北で活躍する若手による新たな短編戯曲の公演、地域で活躍される活動家と演劇人と来場された皆さんとのクロストーク、写真展、公演の記録上映などです。8月はエル・パーク仙台 スタジオホール、11月はせんだいメディアテーク スタジオシアター、12月はせんだい演劇工房10-BOXと3期3会場に分け、テーマ分けして実施します。

全体のコンセプトは、地域と社会とつながる。「いま、地域の抱えている個々の課題を、一緒に考える切っ掛けとしての出来事とする。演劇がどのように深く社会とつながれるか?芸術に何ができるのか?」それらを追求したいと考えています。