ゲッコーパレード出張公演 家を渉る劇vol.4
リンドバークたちの飛行
大海原さえ誰かにとっては狭く険しい一本道で、家は時として広大だ。
「リンドバークたちの飛行」 (撮影:瀬尾憲司)
1927年、チャールズ・リンドバーグ(1902-1974)はニューヨーク-パリ間、無着陸の大西洋横断飛行を成功させ世界を驚かせます。そのわずか2年後、ドイツの劇作家ベルトルト・ブレヒト(1898-1956)は、このアメリカ人青年の業績に取材し、ラジオ教育劇として一本の戯曲を書き上げました。
2016年に初演されたゲッコーパレード『リンドバークたちの飛行』は鎌倉市の旧里見弴邸や早稲田大学の演劇博物館など、各地の文化財を舞台に上演されてきました。今回は国登録有形文化財でもある宮城野納豆製造所の建物内での上演となります。演劇、現代美術、音楽、建築、身体表現、大道芸と様々な専門を持った6人の演出家が展示室ごとに異なる趣向を凝らし、来場者はリンドバークとともに部屋をめぐり冒険の旅に出ます。
【作】
B.ブレヒト
【演出】
黒田瑞仁、柴田彩芳、本間志穂、渡辺瑞帆(青年団)、市松(砂と水玉)、古賀彰吾(劇団ドクトペッパズ)
【出演】
河原舞、崎田ゆかり、藪田真衣
【日時】
2019年11月2日(土)~3日(日)
2日(土) 16:00/19:00
3日(日) 12:00/15:00/17:30
(上演時間は60分を予定/開場は開演の30分前)
上演中に段差の上り下りなど、室内の移動がございます。予めご了承ください。
記録・広報等のため、イベントの写真撮影・録画・録音・オンライン配信等を行う場合があります。
【会場】
宮城野納豆製造所
会場:宮城野納豆製造所 (撮影:岩渕隆)
(宮城県仙台市宮城野区銀杏町4-29 https://www.miyagino-nattou.com/)
JR仙石線 陸前原ノ町駅より徒歩5分
※駐車スペースには限りがあります。満車の場合は近隣のコインパーキングをご利用ください。
【料金】
一般:3,000円 / U24:2,000円
プチ・パトロンチケット:4,000円 (特典はありません。このチケットのご購入が団体の継続的な活動につながります。ぜひもう一押し、応援ください)
高校生以下:500円(学生証をご提示ください)
予約(各回限定20名):https://www.quartet-online.net/ticket/sendailind
【プロフィール】
ゲッコーパレード
2015年結成の演劇集団。名前の由来は「目的ではなく人の集まりこそ がパレードのように活動や表現を形成していく」という信条から。旧加藤家住宅を拠点にこれまで同住宅のほかホテル、博物館、歴史的建造物など12会場で23公演を行った。過去作にシェイクスピア作『ハムレット』(旧加藤家住宅)、ブレヒト作『リンドバークたちの飛行』(旧里見弴邸、山形ビエンナーレ、早稲田大学 演劇博物館ほか)など。現在、上池健太、河原舞、黒田瑞仁、崎田ゆかり、柴田彩芳を中心に活動。
【お問い合わせ】
メール:geckoparade@gmail.com
電話:022-782-7510(せんだい演劇工房10-Box)
ウェブ:https://geckoparade.com/
Twitter:@geckoparade
企画:本橋仁、渡辺瑞帆、黒田瑞仁
主催:ゲッコーパレード https://geckoparade.com/
共催:公益財団法人 仙台市市民文化事業団
【11月2日~4日 ハシゴ観劇のススメ】
11月2日~4日は仙台で3公演、石巻では「いしのまき演劇祭」も開幕!
この機会に、多様な舞台芸術に触れ、お楽しみください!
劇団麦『蝿取り紙 山田家の5人兄妹』
「わかりやすい芝居」をモットーに、これまで演劇に馴染みのなかった方々にも、演劇の持つ力、その魅力や素晴らしさを伝え、観客の皆さんと感動を共有できる舞台作りを心がけています。昨年度創立50周年を迎えた劇団の第106回公演。
11月2日(土)13:30/18:30 11月3日(日)13:30
会場:エル・パーク仙台 ギャラリーホール
公演情報はこちら(劇団麦 公式ホームページ)
大人のための演劇クラブ『プカプカ漂流記』
東日本大震災以後、2014年から一般の仙台市民を対象として活動を始めた「演劇クラブ」。朗読や演劇体験を通して心身をリフレッシュし、新たな生き甲斐を創出する完璧なアマチュアイズムで活動しています。今回は70年代に実際におきた大騒動をモチーフとして人気作家の中島淳彦さんが劇団ハートランドに書き下ろした台本に挑戦します。仙台では初の上演!
11月2日(土)13:30/18:30 11月3日(日)13:30
会場:せんだい演劇工房10-BOX box-1
公演情報はこちら(YONEZAWA GYU OFFICE 公式ホームページ)
いしのまき演劇祭
東日本大震災以降、石巻には様々なシーンで活動している劇団が増えました。そんな石巻内外の劇団が集まって、『週末は、芝居を観に出かけよう!」をコンセプトに祝日や毎週末、石巻地域で芝居やパフォーマンスなどのイベントを行います。4回目となる演劇祭の公式プログラムです。
「R」『ひとりコーラスライン(笑)!』『おだずなよ』『咆哮〈私たちはもう泣かない〉』
11月2日(土)13:00『ひとりコーラスライン(笑)!』/19:00『咆哮〈私たちはもう泣かない〉』
3日(日)13:00『おだずなよ』/17:00『咆哮〈私たちはもう泣かない〉』
会場:土音(どん)
劇団「夢回帰船」『和製南蛮船サンファンバウティスタとハセクラの秘密』
11月3日(日)19:00 11月4日(月・祝)12:00/16:00
会場:旧観慶丸商店
公演情報はこちら(いしのまき演劇祭 公式ホームページ)