せんだい演劇工房10-Box

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10-BOX夏の学校2016 最終回

国際演劇学校『グロテスクな詩的身体』 

告発を誇示する純粋な身体。あるいは存在。

 

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私たちの日常は、想いや行為は、言動は、人間社会は、

時代や国境を超えて、社会秩序を構築しようとすればするほど矛盾に満ち満ちて、

捉えることができなくなってきています。

想像を現象が飛躍し、暴走の体をあらわにしています。

現代の私たちには、洗練されない表現が、自然と一体化できない

人間の矛盾を垣間見せてくれる発見の可能性があります。

また、ここ東北には、暗さや粘度を時代背景にした表現の下地があり、

この地に立って飛躍できる可能性も、あるかもしれません。

「10-BOX国際演劇学校」を経て、

さらに多くの人に開かれた「10-BOX夏の学校」の最終回では、

「秩序」や「洗練」に対して人間としてのカミングアウトを試みる

プログラムをお届けしたいと考えています。

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■講師

Yako KIMURA(ヤコ キムラ) 舞台芸術家  *10-BOX夏の学校 Artistic Director

オランダ、アムステルダム在住。運動力学、ボディマインド・センターリング、フェルダンクライスなどを基盤にした身体コーディネイトを学ぶ。ジャック・ルコック国際演劇学校「動きの実験室」(L.E.M)に2年間学び1999年卒業。2004年から2009年まで「10-BOX国際演劇学校」の講師・コーディネーター、2010年より「10-BOX夏の学校」の講師・アートディレクター。現在はアムステルダムを拠点に市民のための文化と政治とアートを繋ぐシンポジウム、フォーラム、パフォーマンス、ワークショップ等に参加。さらに開かれていく現代パフォーミングアーツの側面と共有される創造的楽しみについて体感と考察を重ねる。

 

Valérie MOYON(ヴァレリー・モアイオン) 舞台女優・演出家・講師

フランス、トゥールーズ在住。トゥールーズのコンセルバトワール(d'Art Dramatique)を1991年に卒業後、 Lettre de Toulouse大学の演劇コースで学び、2000年「ジャック・ルコック国際演劇学校」に入学。卒業後トゥールーズを拠点に活動を行う。2004年から2009年まで「10-BOX国際演劇学校」の講師を務める。Jean Jaurès 大学にてArts du spectacle et média修士課程を終了後、現在は自らが演出するHypothèse Théâtreカンパニーの活動をしつつ、カルカッソン(南仏)のコンセルバトワールにて演劇の講師を務める。

 

*ジャック・ルコック国際演劇学校

現代演劇教育の第一人者であるジャック・ルコック[1921-99]が、1956年パリに設立した演劇学校。観察と発見、即興分析、創作実験を作業の柱として構成された独創的なプログラムには、舞台俳優はもちろん、詩人、映像作家、ダンサー、建築家、さらにサーカスやパペット、心理・教育関係者などが世界中から集まり、多くの才能を輩出している。

 

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◎演習テーマ

「ブッフォン」〜タブーを侵す者たち〜 

 

ブッフォンたちは何を信じることもなく、ただ人々の行いを真似、社会をあざけり、笑い喜びます。そこにはなんの尊敬も尊重もなくなり、彼らはあえて、より値打ちのあるものを覆していくのです。「ブッフォン」とは、日常の価値観に揺さぶりをかけ、習慣の中で凝り固まってしまった感覚に衝撃を与え、解きほぐし、従前とは違う視点を与えるためのグロテスクな空間を作り出す者たちのことだとも言えるかもしれません。

 

■プログラムとスケジュール  

 

日程

時間

内容

第1部

7月29日(金)

19:00-21:30

ブッフォンの導入として

即興:からかいとは?

7月30日(土)

9:30-12:30

13:30-15:30

16:00-18:30

即興:こどもの世界(1)

即興:こどもの世界(2)

ブッフォンの身体

7月31日(日)

9:30-12:30

13:30-15:30

16:00-18:30

ブッフォンの身体/ブッフォンの空間/ブッフォンとしての関わり

ブッフォンの人物像〜装いから〜

階級とブッフォン

自主研究期間

8月1日(月)〜

8月4日(木)

アトリエは24時間利用可能

ブッフォンの人物像を作る(自主創作)

第2部

8月5日(金)

19:00-21:30

ブッフォンと行列

8月6日(土)

9:30-12:30

13:30-15:30

16:00-18:30

ブッフォンとテーマ

即興:ブッフォンたちと権力(1)

即興:ブッフォンたちと権力(2)

8月7日(日)

9:30-12:30

13:30-15:30

16:00-18:30

テーマに沿った即興劇の組み立て(1)

テーマに沿った即興劇の組み立て(2)

即興劇を見る  授業公開の詳細はこちら

 

*10-BOXの一部屋をアトリエとし、期間中は自由に実験・研究ができます(24時間利用可能)

 

■場所

せんだい演劇工房10-BOX

 

■応募資格 

身体を通じての表現活動を経験したことがあり、今後も活動を続ける意思がある方で、全日程参加できる方 

*書類選考あり

 

■募集人数

15名程度

 

■参加費

10,000円(学生6,000円) *保険料・材料費含む(衣裳などは各自でご準備いただく場合もあります)

 

■申し込み

せんだい演劇工房10-BOXオフィシャルサイト(http://www.gekito.jp)内の申込フォーム、またはメール(contact@gekito.jp)にて、①住所 ②氏名(フリガナ) ③年齢 ③連絡先電話番号 ④メールアドレス ⑤プロフィールと活動内容 ⑥応募動機 を記載の上、お申し込みください

*ご希望の方には、申込用紙を郵送もしくはFAXでお送りします

 

受付期間:2016年6月10日(金)~7月13日(水)[必着]  

*2016年7月15日(金)までに参加の可否をお知らせします

 

■問い合わせ

せんだい演劇工房10-BOX

〒984-0015仙台市若林区卸町2-12-9 

Tel022-782-7510 Fax022-235-8610

E-mail:contact@gekito.jp

10-BOXオフィシャルサイト http://www.gekito.jp

*プログラム内容やスケジュールについてなど、ご不明な点はお気軽にお問い合わせください

*お申し込みいただいた個人情報は「10-BOX夏の学校」に関する連絡にのみ使用します

 

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主催 公益財団法人仙台市市民文化事業団・仙台市

企画・制作 せんだい演劇工房10-BOX

*「10-BOX夏の学校」は、公益財団法人仙台市市民文化事業団と仙台市による舞台芸術振興事業「劇都仙台」の一つとして開校しています