第34回市民能楽講座 〔喜多流 能〕舎利/〔和泉流 狂言〕鐘の音
仙台市では、能楽の普及啓発を目的に平成10年度より「市民能楽講座」を開催しています。34回目となる今回は、能楽公演を7月25日に、能「舎利(しゃり)」と狂言「鐘の音(かねのね)」の二本立てで開催します。「舎利」は尊い仏舎利を奪って逃げた足疾鬼を韋駄天が追いかけるというストーリーで、初めての方にも見て楽しい能です。狂言「鐘の音」は主人に金の値を調べてくるよう言いつけられた太郎冠者のとんちんかんな行動が笑いを誘う喜劇です。能と狂言を気軽に楽しめる貴重な機会です。ぜひご来場ください。
日 時:7月25日(土)14時開演(13時開場)
会 場:日立システムズホール仙台 シアターホール(青葉区旭ヶ丘3-27-5)
入 場 料:全席指定3,000円(当日3,500円)
出 演 者:能「舎利」シテ 佐藤寛泰
狂言「鐘の音」シテ 野村太一郎
仕舞 「松風」佐藤章雄、「船弁慶」佐々木多門
問い合わせ先:せんだい演劇工房10-BOX 電話022-782-7510
公式ウェブサイト:www.gekito.jp
チケット取扱:
日立システムズホール仙台、イズミティ21、せんだい演劇工房10-BOX、仙台三越、藤崎・エスパル・イービーンズ・仙台八文字屋ほか全国のぴあのお店、セブンイレブン、サークルKサンクス、ローソン
【番組】
解説 大島輝久
仕舞 松風 佐藤章雄
弁慶 佐々木多聞
地謡 友枝雄人
内田成信
友枝真也
佐藤 陽
狂言 鐘の音
シテ(太郎冠者) 野村太一郎
アド(主) 中村修一 ※能村晶人から変更
能 舎利
前シテ(里人) 佐藤寛泰
後シテ(足疾鬼)
ツレ(韋駄天) 塩津 圭介
ワキ(旅僧) 森 常太郎
アイ(能力) 野村太一郎
笛 藤田貴寛
小鼓 住駒充彦
大鼓 大倉慶之助
太鼓 小野寺真佐人
地謡 狩野了一
内田成信
友枝雄人
大島輝久
金子敬一郎
友枝真也
後見 佐々木多門
佐藤章雄
【出演者プロフィール】
佐藤寛泰
昭和61年、喜多流能楽師 佐藤章雄の長男として生まれる。佐藤家は代々仙台藩伊達家お抱え能楽師であった喜多流職分家で12代目。63年 独吟「老松」にて初舞台。翌平成元年には能「隅田川」で初子方、平成8年には能「経政」にて初シテを務める。早稲田大学、山梨学院大学において学生の指導に当たり、東京・仙台・前沢・山梨などで弟子の指導も行っている。
野村太一郎
能楽師狂言方和泉流。父は故八世野村万蔵(五世野村万之丞)、祖父は初世野村萬(人間国宝、芸術院会員、日本芸能実演家団体協議会会長)。1993年「靭猿」にて初舞台。2005年「三番叟」、2007年「奈須与市語」、2013年「釣狐」を披く。能楽協会会員。