せんだい演劇工房10-BOXの311震災後初の公演は
すんぷちょがホンジュラスで生んだダンス作品「Midorigo」でした。
「わたしたちは311のとき、一度死んだと思った。
そうだ、わたしたちは生まれ直したんだ」
Midirigoはみどりご。新芽のような子。生まれたばかりの子ども。
真っ黒なbox-1にパーテーションが左右に置かれただけの
シンプルな舞台に4人のからだが舞います
終演後にはアートリバイバルコネクション東北との企画
「あるくとサロン」があり、一日目のゲストでは八巻工房長も
出演しました。
八巻さんはフランスですんぷちょの千田さんはホンジュラスで
生活をした経験をもとに話してくださいました。
言葉で表すこと、伝えることが
日本にいるときと違う感覚であること。
言葉ではないものでつながりあったそうです。
言葉にならないほど
だから
言葉ではないなにか
が
すっと入ってくる
「ダンスはみんなの想像力で埋めてくれる。
言葉にならない分、からだはあるので、世界はできる。」と
すんぷちょ・みかささん
八巻工房長はこれからについて
「無理に何かが変わったはずだと思ってやらないで、
自然に戻っていくといい。(震災で過剰になったことが)
どんどん引き算して心地よくなっていくといいな」と
照明がつき、スピーカーから音楽が流れる
光があっての暗転
つい「おかえりなさい」という言葉が出ました。
box-1も生まれ直したように思いました。
TOM