劇カラ通信



10-BOXアウトリーチ活動

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10-BOXでは教育現場に演劇を取り入れてもらおうと初代工房長熊谷盛さんを筆頭にアウトリーチ活動をさまざまな形で展開しています。
今回は子どもたちのための授業をつくろうという勉強会を開いている教員有志グループに熊谷さんがワークショップ講師として呼ばれました。
サブとして篠谷も参加。サブはもちろん、いろいろ学び盗まなければなりませんからね。

まずは1時間の講義。
東北の演劇の原点は神楽にあるじゃないかという話や、平田オリザさんが展開しようとしているコミュニケーションティーチャーの必要性、西欧では演劇が授業科目としてあるのに日本にはないこと、学校は地域の文化施設でありまた災害時には避難施設であり防災拠点になること、また震災時に人を救うのは人であり近隣地域住民のコミュニケーションなしに防災や救助はなりたたない話、被災者の心を癒したのはCDから聞こえる音楽や映画寅さんなどの映像ではなく生のコントや大道芸や芝居だという話、災害時に教員に求められること、演劇は航海する船だという話、教員は身体表現をつねにやっている職業であるが意識していないからもったいないという話、演劇をやることは異文化を認知するようになるがそうして初めて自国文化を愛し認めるという話、10-BOX国際演劇学校つまりジャックルコックシステムの話、Teleについて語源から意味とそれは秋波といえるかもしれないがそのTeleを発揮するにはとか発揮するとどうなるかという話。
1時間密な話であっという間に過ぎました。
休憩後はシアターゲーム。
今回のシアターゲームは遊びながらにして集中力や観察力を高めるものをポイントに3つ。
最後に台本読みや「ういろううり」群読。
という3時間のワークショッフ゜でした。

皆さん、ワークショッフ゜前とあとでは顔つきが変わっているように見えたのは私だけでしょうか。
ちょっとしたシアターゲームでさえ自分の感覚を再認識できること、子どもたちへの授業に取り入れることはもちろん授業に対する自分自身のあらたな感覚が開けたように見えました。
10-BOX(篠)

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